ネイティブイングリッシュを120%活用する方法!効果的な聴き方を紹介

このページを読むとわかること

・ネイティブイングリッシュを120%効果的に聴くための勉強法を紹介

・多聴と精聴を使い分けるのがポイント

ネイティブイングリッシュのCDを聴く順番

ネイティブイングリッシュには合わせて4種類のCDがあります。

  • リスニング用CD (1.5倍速の音声の後に通常速度の音声。音声は英語→日本語の順番)
  • スピーキング用CD (0.75倍速の音声の後に通常速度の音声。音声は日本語→英語の順番)
  • ニュアンス解説CD (ラジオのようにDJが英語のニュアンスを解説するCD)
  • ナチュラルCD (英語の音声のみのCD)

の4つです。この4つのCDを学習する順番が重要です。

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ネイティブイングリッシュ リスニング用CDとスピーキング用CDの違い

ステップ1 (リスニング用CD)

まずリスニング用CDで内容をしっかり確認しましょう。

日本語の音声を聴く前に英語のままで理解できればバッチリですが、なかなかそうともいきませんよね。英語の音声の後には日本語が流れるのでそこ登場人物、場面などをしっかりイメージしましょう。

ステップ2 (スピーキング用CD)

次に使うのがスピーキング用CDです。

スピーキング用CDは最初0.75倍速のゆっくりとしたスピードで始まります。そこでネイティブの発音や※リンキングなどをしっかり理解します。そして0.75倍速でゆっくりシャドーイングしましょう。シャドーイングは実際に声に出さずに頭の中で行うだけでも十分効果があります。自分は聞き取れているつもりでも頭の中で1語1語を追って復唱するようにすると案外聞き取れていなかった箇所が浮かび上がってくるものです。

0.75倍速の後には通常速度の音声も録音されているので、通常速度でもシャドーイングできるようになればバッチリです。

※リンキング:英語の単語と単語の間の繋がり。野球の「ワンアウト」→「ワンナウト」が典型例。

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シャドーイングのコツ

ステップ3 (ニュアンス解説CD)

リスニングとスピーキングのCDを学習し終わった後はニュアンス解説CDに移ります。

と、その前に忘れちゃいけないのがフレーズ集です。

リスニングCDとスピーキングCDにはそれぞれの場面の音声の後に「フレーズ集」が収録されていますのでそこで場面に登場していないような表現も一緒に覚えましょう。

例えば、「ありがとう」に返答する「どういたしまして」という表現。かなりの数がある事を知っていますか?

最も有名なので言ったら””You’re welcome”。それ以外にも”Don’t mention it”や”Never mind”といった表現が考えらえます。登場人物の会話でしようされる表現はどれか1種類のみなので、場面に登場する以外の表現も合わせて覚えましょう。こうすることによって様々な表現に触れることができ、自分の使える表現の幅も広がります。

ここまで来たら、ニュアンス解説CDを聞いてみましょう。ここで各表現のニュアンスの違いをバイリンガルであるマイケルさんから学ぶことができます。

例えば、先ほどの例で言うとYou’re welcome、Don’t mention it、Never mindに関して。これらは「どういたしまして」と日本語訳されることが多いですが、Don’t mention itに関して言うと、「全然大丈夫だから気にしないで!」といったニュアンスが強くなります。これは”mention”という単語が「言及する」という意味を本来持っており、直訳すると「それに関して言及しないでください」という意味になるからです。

何か行為をしてあげてそれに対して”thank you”と言われる。しかし、それに対して「ありがとう」と言われるようなことはしてないので(自分では当然のの行いだと思っているので)、「ありがとうなんて言わないでください(言及しないでください)」というニュアンスで”Don’t mention it”というのですね。

このように何となく使っていた英語でも表現によってニュアンスがかなり異なる場合があります。ニュアンス解説CDでネイティブが持つ絶妙なニュアンスを習得しましょう。

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ネイティブイングリッシュ ニュアンス解説CD

ステップ4 (ナチュラルCD)

ここまで来たら最後の仕上げがナチュラルCDです。

これは日本語が一切なく、英語の音声だけが収録されたCD。

今まで学習した効果を確かめるように丁寧に聴き、最後の理解度チェックと仕上げをしましょう。

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聴き方にも2種類ある!多聴と精聴を使い分けよう!

英語の音声の効き方にも2種類あります。たくさん聞いて英語のリズムや周波数に慣れる多聴と呼ばれる聴き方とじっくり聴く精聴と呼ばれる聴き方です。

リスニング用CDやナチュラルCDは精聴で!

精聴は会話の流れや構成を掴むのに最適な聴き方です。

落ち着いてしっかり聞くことで最初に初めて学習する場面でもイメージを膨らまし、後の学習がスムーズに進められるように準備をしましょう。

通勤通学の電車の中や休日のまとまった時間に学習をするのがオススメです。

スピーキングCDは多聴で!

多聴の方はある程度場面の構成がわかっていて、復習がてらに聴く、音声の表現を自分のものにするために聴くといった使い方が推薦されるます。そのため、スピーキングCDを使って学習する際は多聴のやり方が適しているでしょう。何度も繰り返し聴き、自分の耳から反復することで表現をマスターします。
当然、文章の構成や意味が理解できていることが前提なので、もしわからなかったりつまづいた箇所があればリスニング用CDに戻って復習します。
スピーキングCDの学習のコツは表現を頭に中に叩き込むために何度も繰り返し聴くことです。また、シャドーイングで英語特有の口の動きに慣れることもお忘れなく。短い時間でも大量にノンストップで聴くことができるので、平日のスキマ時間でも学習が可能です。
また、スピーキングCDの場合はシャドーイング(≒発声練習)が伴うので、電車の中やカフェでの学習には向いていません。平日のスキマ時間や寝る前の数分間をスピーキングCDの多聴に充てるのも良いですね!