スピードラーニングの特徴
1チャプターが長い
会話の内容が濃い
1チャプターが長い分、会話の内容が深く、
例えば、夫婦間の教育の問題や学校教育の質と税金の関係、黒人差別にまで話題は及びます。これらの話題に対して、日本人留学生やアメリカから日本に転勤してきたアメリカ人との会話や質疑応答を通して英語を学ぶといった形式です。
スピードラーニングのメリット
ナレーターが豊富なため、様々な発音、アクセントに触れられる
アメリカの生活事情や文化も学べる
スピードラーニングのデメリット
再生スピードが固定
テキストが雑

値段が高い
スピードラーニングはコースのにもよりますが、概してネイティブイングリッシュよりも高価です。
最もオーソドックスなコース「スピードラーニング・英語」であれば1巻5,100円で全48巻(計2年分)を揃えようと思うと、20万円以上の金額がかかります。スピードラーニングのコース別の金額を以下にまとめます。
商品名 | 値段 (すべて送料込みもしくは無料) |
スピードラーニングα | 初月1,900円+以降3,800円/月 |
スピードラーニング英語(デジタル版) | 3,800円/月 |
スピードラーニング英語(CD版) | 初回セット9,400円 + 2月目以降5,100円/月 |
スピードラーニングやり直し英語(デジタル版) | 3,800円/月 |
スピードラーニングやり直し英語(CD版) | 初回セット9,400円 + 2月目以降5,100円/月 |
スピードラーニング・キッズ(毎月1巻コース) | 初回6,000円 + 2月目以降6,300円/月 |
スピードラーニング・キッズ(6巻セット) | 一括34,200円 (1巻当たり5,400円) |
スピードラーニング・キッズ(12巻セット) | 一括57,000円 (1巻当たり4,750円) |
スピードラーニング・ジュニア(デジタル版) | 3,800円/月 |
スピードラーニング・ジュニア(CD版) | 初回セット9,400円 + 2月目以降5,100円/月 |
スピードラーニング・ビジネス(デジタル版) | 4,800円/月 |
スピードラーニング・ビジネス(CD版) | 初回セット6,000円 + 2月目以降6,300円/月 |
※スピードラーニング・α:全巻、全コースが聞き放題となるアプリ限定のコース
※スピードラーニング英語:英語で簡単な自己紹介や会話ができるという方にオススメのコース
※スピードラーニング・やり直し英語:スピードラーニング・英語をさらに分かりやすくした日本語解説付き。特に英語が苦手という方にオススメ。
※スピードラーニング・キッズ:0歳~6歳までのお子様と家族のための英会話。
※スピードラーニング・ジュニア:小・中学生のための英会話教材。
※スピードラーニング・ビジネス:海外で勝負する人のためのビジネス英語が身に付く教材
ネイティブイングリッシュの特徴

1チャプターが短い
ネイティブイングリッシュのメリット
再生スピードが2段階。リスニングCDでは1.5倍→1倍。 スピーキングCDでは0.75倍→1倍
スピードラーニングでは遅い再生速度にイライラしながらウォークマンなどで再生速度をコントロールするしかなかったですが、ネイティブイングリッシュであれば初めから早い再生速度の音声が録音されています。
リスニング用CDでは1.5倍速が初めに流れその後、1倍速が流れます。これは速いスピードに対応しつつ、聞き取れなかった箇所は直後に流れる通常速度の音声で確認するという流れで学習できるので助かっています。また、通常速度がスローモーションのように聞こえるのも面白いです。
スピーキング用CDでは0.75倍速の後通常速(1倍速)が流れます。これは英語の口の動きを始めにゆっくり練習して、その後通常の速度でなめらかに発音できるようになるのを目的に設計されています。
公式サイトから注文すれば特典が豊富
公式サイトから注文すれば単語帳やフレーズ集、オンライン英会話2回分などの7個の無料特典がもれなく付いてきます!ネイティブイングリッシュはネットオークションやフリマアプリで買えば安く購入できますが、このような特典が付いてこないし、返品保証も付かないので極力公式サイトから購入することをオススメします。
7個の無料特典の内容はこのページで詳しく説明してあります。
phrasesのチャプターで様々な表現方法のバリエーションが 学べる
ネイティブイングリッシュでは各レッスンの後に「phrases」のチャプターがあります。
ここでは本文の会話で登場していない表現やフレーズが一緒に学べるため、自分の英会話の表現の幅を広げることができます。もちろん、先ほど紹介した2段階再生スピード機能にも対応しています。
テキストが丁寧
リスニングCD、スピーキングCD、 英語のみのCDと音声にバリエーションがある
2段階再生スピード機能の説明でもご紹介しましたが、リスニング用CD、スピーキング用CDとCDにバリエーションがあります。録音された内容自体は同じですが、リスニング用CDは1.5倍速の英語と日本語の後に1倍速の英語と日本語。スピーキング用CDは0.75倍速の英語の後に、1倍速の英語が続けて流れるなど、工夫された録音形式になっています。
ニュアンス解説CDが神!
ネイティブイングリッシュでは基本的に4種類のCDから構成されます。リスニング用CD、スピーキング用CD、英語のみのCD、ニュアンス解説CDです。
このニュアンス解説CDがスゴイ!元ラジオパーソナリティのマイケルさんが日本人の掴みにくい英語のニュアンスについてラジオ風に解説してくれています。視聴者からの質問にマイケルさんが答えるといった形式なので、本当にラジオで視聴者が音楽をリクエストして、それに関してコメントするといた流れと全く同じように楽しめます。
値段が安い
ネイティブイングリッシュの凄いところはその値段!
スピードラーニング・英語が1巻5,100円で全48巻揃えるのに20万円近くかかるのに対し、ネイティブイングリッシュは29,800円。しかも、スピードラーニングのように2年間契約して、毎月5,100円と引き換えに、CDが届くといった契約方式ではなく、1回限りの買い切り型の教材なのでズルズルとお金を使うことなく安心して学習に取り組めます。
ネイティブイングリッシュのデメリット
ネイティブイングリッシュの良いところばかりをフォーカスし過ぎたので、悪いところもピックアップしましょう。
ナレーターが固定
ネイティブイングリッシュは英語、日本語にナレーターがそれぞれ2人しかいません。
対して、スピードラーニングでは子供のナレーター、若い女性、お年を召した女性、男性、などかなりの数のナレーターが登場します。それによって臨場感が生まれるので、聞いていて楽しいのはスピードラーニングです。
また、先ほど説明したようにスピードラーニングの学習題材はアメリカの文化、生活スタイルなど興味深い内容が多いので、そういった意味でも聞いていて楽しいのはスピードラーニングでしょう。
スピードラーニングに比べて棒読み感が強い(日本語、 英語どちらも)
ナレーターのバリエーションが少ないのに加えて、録音も幾分棒読み感が強いです。
やはり、ここは臨場感に欠けるマイナスポイントだと思います。
和訳が下手?
これは私の印象ですが、ネイティブイングリッシュは和訳が下手だと思います。もしかしたら、故意にそのような和訳にしている可能性はありますが。
例えば、何かの提案に対する”That’s good!”という返答に関して、スピードラーニングでは「いいねぇ~!」とフランクに訳していますが、ネイティブイングリッシュでは「それはいいですね」と訳しています。
提案の相手が友人と同僚という違いはあれど、「それはいいですね」なんて言う日本人はそういないんじゃないでしょうか?少し違和感を感じました。
新しいチャプターに入る前の効果音がうるさい
毎回新しいチャプターに入る前に「ジャガジャーン!」と効果音が入るのですが、これが異様にうるさいです。音量がここだけ大きい気がします。
スピードラーニング vs ネイティブイングリッシュ その他の違い
今まではスピードラーニングもしくはネイティブイングリッシュどちらかにフォーカスした場合のメリット、デメリットについてお話ししてきましたが、ここからは双方の比較をしていきます。ここで紹介するのは単純な違いだけで、メリット、デメリットどちらともいえない内容です。
ポーンの音
スピードラーニングでは各英文の前にポーンという効果音が入ります。これによって集中力が高まり、学習効率が高まるとスピードラーニングでは謳っていますが、正直あってもなくても変わらないと思います。
後ろのクラシック音楽
また、BGMにクラシック音楽が流れるため、自然に学習効果を高める環境がつくれます。クラシック音楽が持つf分の1ゆらぎのリズムには、リラックス効果があるためです。
スピードラーニングではバックにクラシック音楽が流れています。これによってリラックス効果を高め、学習効率を上げる狙いがあるそうです。正直、本当に学習効果が高まっているかどうかは不明ですが、クラシック音楽が流れるだけで気分が上がるので、気に入っています。単純に私がクラシック好きだというのも関係していそうですが。
難易度はスピードラーニングが上
難易度に関してはスピードラーニングが圧倒的に上と感じます。ネイティブイングリッシュが基本的な英会話と当たり障りのない返答に終始しているのに対し、スピードラーニングは学校と税金の問題や黒人差別の問題にまで切り込みます。1回の収録音声も30分を超える場合があり、かなり難易度が高いです。
しかし、最近、「スピードラーニング・英語」のコースはリニューアルを加え、「スピードラーニング・やり直し英語」の内容を踏襲した内容に変更されました。そのため、学習難易度も少し下がり、前よりは解説も充実しています。
スピードラーニングとネイティブイングリッシュの比較 まとめ
ここまで紹介してきたメリット、デメリットを考慮して、私なりにスピードラーニングがオススメできる人はこのような人になります。