・TOEICはマーク式の試験なので実力を付けなくても裏ワザや小手先のテクニックで得点可能。
・リスニング中は目をつぶれ。
・リスニング、実は速読力の勝負。
・part5から対策するべし。
・TOEICはビジネス英語なので出てくる単語は決まっている。対策すれば得点アップにつながる。
先日TOEICには裏ワザや小手先のテクニックがあるから点数は信用できない、と行った内容の記事を書きました。
リスニング全般に関して
人間は受け取る情報の8割を視覚から受け取っているそうです。
しかし、リスニングの際は「聞く」という行為が主になっているので「見る」という行為に意識を集中させてはいけません。それによって不要な情報が入ってきてしまい、処理能力が圧迫されるからです。
そのためリスニング中は目をつぶって音だけに集中するようにしました。
読む、聞くというマルチタスクになるのを避けているのです。私はマルチタスクがめっぽう苦手ですから。
しかしリスニング中に目をつぶるのならばその分単純に文章を読む時間がなくなります。しかがって、リスニングで必要な力はリスニング力はもちろん、速読力が必要になります。
part2に関して
part2の問題形式は短い質問文に対して3択の中から適切な受け答えを選ぶ問題です。
part2の問題用紙ってこんな感じですよね。
Practice Listening Toeic Part 2 Only – Actual Test 04 | with Answers and Transcript – YouTubeより
こんなの読まなくてもいいですよね。
これこそ目をつぶって聞くべきです。その分音声に意識を集中させます。
さらにpart2では疑問視に着目して聞くことが重要です。最初の一発目の出だしです。
例えば、part2の例文はこのようになっています。
Q. Where is the meeting room? (会議室はどこですか?)
A. To meet the new director. (新しいディレクターに会うためです)
B It’s the first room on the right. (右側の1番目の部屋です)
C. Yes, it’s two o`clock. (はい、2時です。)
ここでは当然、Bが正解になるわけですが、質問文の「Where」が聞き取れるだけでBは選べます。
part2ではこのように疑問視で始まる問題が8割ほどあるので最初の一発目の音だけ集中して聞いていれば簡単です。
part3、part4に関して
TOEIC® Online Practice Test – part 3 test 1 – YouTubeより
TOEICのpart3, part4は長めの会話文(part3)やスピーチ(part4)を聞き、後に続く3問の設問に答える形式です。
ここではどのサイトにも書いてあることですが、問題文の先読みが重要です。
part3は41から始まりますが、その前にDirectionがあります。問題の形式は回答方法を説明する内容の説明です。それが流れている間に先に41~43までの設問と回答に目を通し、だいたいどのような場面なのか想像します。
ここでは、女性がどこかで働いていて(41の答え)、何かを置き間違えたらしいです(42の答え)。そしてトラブルになっていて慌てている(その理由が43の答え)。これくらいは想像できます。
ここまで想像した状態で問題を聞きます。そしてこの後が重要。
リスニングのテープでは
”Number41, Where most likely~”
から始まる設問分の読み上げが始まりますが。これを聞く必要はないですよね?もう書いてあるんですから。
したがって、会話やスピーチが流れ終わった瞬間に41~43までをすべて回答し終えます。
1問ごとに5秒くらいの感覚で!
そして余った時間(音声テープがのんきに”Number42, why is the man~”なんていっている間)に次に44~46の設問に目を通して場面を想像しておきます。
時間に余裕があればそれぞれの選択肢までの目を通せれば完璧です。そして44~46も会話文の終了と同時に高速で解き終わり、次のセットの設問分に目を通す。part3,4はこれの繰り返しです。
リーディングに関して
リーディングに関してはやはり速読力が必要になることはいうまでもありません。速読力をつけるためにはどうしたらいいのでしょう。
多読が最も効果的な勉強法であることは間違いないです(質より量)が、誰もが量で攻める勉強法を実践できるわけではありません。現代人は忙しいですから。
ここでは私が行った勉強法で最も時間対効果の高かった勉強法をご紹介します。
part5を極める
どんなに長い文章でも短い文章が数多く繋がっているだけです。 その短い文章を早く読めるようになれば、長い文章だって早く読めるようになります。もちろん、そのほかにも長い文章に耐えられるだけの集中力が必要ですが。
したがって、リーディングを勉強するにあたってpart5の対策は再優先項目です。
part5を勉強することによって文法の勉強もできます、短い文章のため知らなかった単語を拾っていくことも可能です。何より文章構造が理解できるようになることで速読力が付きます。
part5の対策をしながら速読力や読解力をつけ、part7の特典upにつなげる。これが最も時間対効果の高い勉強法です。
ここからは速読力や読解力とは別に文法的な内容になりますが、以下ではpart5を高速で解く方法をご紹介します。
part5を高速で解くコツ① 先に選択肢を見る
先に選択肢を読むことでその問題がどのタイプであるか判断できます。part5には
・単語を選ぶ問題
・接続詞を選ぶ問題
・時制を選ぶ問題
・文法を選ぶ問題
・品詞を選ぶ問題
などがありますが、接続詞を選ぶ問題と時制を選ぶ問題、文法を選ぶ問題(進行形や受け身にする問題)は時間がかかります。文章全体を読んで判断する必要があるからです。
しかし、単語を選ぶ問題や品詞を選ぶ問題は3秒で解くように訓練してください。
例えば、この問題。
TOEIC「Part5」の過去問/予想問題をランダムに出題 – 過去問ドットコムより
これは3秒問題です。
まず選択肢を見ます。coachという単語を適切な形に変換すればよい問題とわかります。
part5を高速で解くコツ① 前の語句に着目
その後に問題文のーーーーーーーの前を見ます。considerという動詞がありますね。
※ここで文章の頭から読んではダメです!
considerという動詞はその後に~ingをとると覚えていれば答えは3番です。
ーーーーーーー以降のthe company since~は全く読んでいません。圧倒的な時短です。
このように瞬間で解ける問題は瞬間で解いて、時間がかかる問題に時間をかけるというのがpart5の攻略法です。
ちなみにこの過去問ドットコムはpart5の練習が大量にできます。かなり良いサイトですのでぜひご活用ください!
単語を覚えるのが近道
TOEICはビジネス英語を測る試験なので出てくる内容や形式はある程度決まっています。長文ならメール、広告、会議資料、スケジュール表などです。
そのため出てくる単語も固定されています。
TOEICの対策をしているのにスコアが伸び悩んでいるという方は、一度TOEICの頻出単語集のようなものを買って一度単語から勉強しなおしましょう。
私はTOEICの形式の勉強をしなくても単語の勉強をするだけで100点ほど点数があがった経験があります。
単語の勉強というと実践的でなく、地味な作業かと思われますが、実は一番近道だったりします。
私が使った教材はコレです。本当に100点上がりました。