・英語の受動態(受け身)の攻略法を解説!
・受動態のbyが省略されるのは、”by以降が重要な意味を持たないとき”
・主語がわかりきっている文章(論文、日記など)では受動態が好まれる
まずは受動態とはなにか復習!
受動態の作り方
American speak English.(アメリカ人は英語を話します)
English is spoken by American.(英語はアメリカ人によって話されます)

受動態のby以降は省略される事が多い
中学で最初に受動態を習うときは、主語になっていた部分がby〜
しかし、実際の受動態ではby以降が省略されることも多いです。
by以降が一般人や不特定多数である場合
例えばこのような文が当てはまります。
That building was built ten years ago.
(その建物は10年前に建てられた)
この文の主役はthe buildingです。
そして、この文の主な目的はthe buildingが10年前に建てられたことを示すことであり、
また、無理やり
The building was built ten years ago by them.
と言うこともできますが、ここの彼ら(them)
by以降が不特定多数の場合は省略する
by以降の情報が大して重要でないものは省略する
by以降がわかりきっている場合
この前のポイントで「
例えばこちらの
They speak English in America.
を受動態にした文
English is spoken in America by American.
のby Americanの部分は省略するべきでしょう。
実際に受動態はどんな場面で使われるの?
ここまで受動態の文法的なことについて解説してきましたが、
受け手側が強調したい時
例えば、以下のような文ではby以降は省略するべきです。建物を建てたのは大工さん(carpenters)であることをいちいち言及する必要はないですからね。
The building was built by carpenters. (その建物は大工さんによって建てられた)
しかし、次のような分の場合はどうでしょう?
Osaka castle was build by Hideyoshi Toyotomi. (大阪城は豊臣秀吉によって建てられた)
この文の場合は、お城が建てられたという事を言いたいのではなく、そのお城が秀吉によって建てられたということを言いたい文ですよね。なので、by以降がないとはじまりません。
また、先ほど「受動態のby以降は重要な意味がない場合は省略される」と書きましたが、裏を返せば重要な事しかないということです。すなわち、by以降の部分は話し手が重要で伝えたいと思っている事が書かれます。by以降は強調表現になるのです。
したがって、「大阪城は秀吉によって建てられたんだ!」ということが言いたい場合、
Hideyoshi built Osaka castle. (秀吉は大阪城を建てた)
よりも
Osaka castle was built by Hideyoshi. (大阪城は秀吉によって建てられた)
といった表現の方が好まれます。
主語がわかりきっているとき
✖ I investigated this phenomenon as I increased the frequency.〇 This phenomenon was investigated as the frequency was increased.