単に聞き流すだけの学習は効果は薄いが、英語特有の周波数帯域に慣れることができるので、まったく意味がないというわけではない。
聞き流し学習は効果ないのか
スピードラーニングをはじめ、聞き流し教材についての口コミをネットで調べると「効果なし」といったマイナスの評価が多いですよね。
私は中学2年生の頃からスピードラーニングを聞いています。いわゆる、聞き流しってやつですね。
父親がある日突然購入したのを父親より先にwalkmanに入れて父親より長い時間聞いていました。勉強しながら聞いていたので本当に10時間勉強すれば10時間聞いていたくらいのノリです。
そこで(2017年)の6月にTOEICを受けました。結果がこちらです。
少なくともリスニングには効果がある
話を戻します。先ほどの点数のリスニングの部分に注目してください。
テストの当日に「全然勉強してない」といって高得点を取るやつみたいになりたくないので、あまりこういうことを言いたくないんですが、私、リスニングはほとんど勉強していません。
いや、勉強はしましたよ!確かにしました!
でも、リーディングと比べれば割合は8:2くらいです。
あんまりリスニングに苦労した覚えがないんですよね。センター試験のときも常に45点くらいは取っていたと思います。でも、満点は取れませんでした。悔しい!
で、なぜリスニングが得意なのかと考えたときに、やはり聞き流しが効いているんじゃないかと思うんです。
しかし、聞き流しは効果がないということはよく言われます。私の大学の英語の先生も言っていました。
確かに、聞き流すだけ(スクリプトを追ったり、発音したりしない)ので、文法や単語を覚えるのには向いていません。喋れるようになりたいなら、聞き流しだけでは効果がないでしょう。
でも、効果が全くないかと言われればそうじゃないと思うんです。
そもそも日本語と英語は周波数が違う
これは日本語と英語の周波数特性で説明ができます。
少し英語を学習した方なら知っているかと思いますが、日本語は母音を中心に話しているのに対し、英語は子音中心です。これは英語の方が破裂音や摩擦音が多いことに起因しています。
高周波の音に慣れていな日本人は聞き取れないため、英語のリスニングが苦手だという説があります。そのため聞き流し学習でその音域に耳を慣れさせれば良いわけです。
※ちなみに上の図、英語というのはイギリス英語であり、米英語がアメリカ英語です。イギリス英語の方が子音の発音が強い傾向にあるため、高周波数になります。
しかし、これの周波数説はリスニング教材を売りたい業者の作った神話であり、根拠はないという人もいます。
確かに言われてみれば。。。
人間の聞き取れる周波数は20000Hzまでとか言われていますから、聞き取れないはずはないです。
また、人の声の中心は100Hz(男性)~300Hz(女性)くらいですので、それが中心となるのは間違いないことです。(実際に私の声は100Hz前後でした)
なので、ツッコミどころを探そうと思えば無くはないんですが、それは揚げ足取りにすぎないと思うのは私だけでしょうか?
そもそも発音(破裂音や摩擦音)に言及していない時点でおかしいのでは?と思います。
私は「なんでリスニング得意なの?」って聞かれたら私は100%聞き流し学習の成果だと答えます。
私がオススメする聞き流し教材
確かに英語の周波数に慣れるという意味では別にスピードラーニングでなくてもYoutubeやポッドキャストで適当な英語を聞き流せば良いと思います。
しかし、やはり英語は話す内容が理解できて初めて学ぶ楽しさを感じるもの。どうせ聴くなら内容が理解できて、その後の生活で応用できるようなスキルを身に着けたいですよね!
そこで私がオススメする聞き流し教材はネイティブイングリッシュです。
いや、スピードラーニングじゃないんかい!と思った方、スピードラーニングは値段が高すぎるんです。10年前(当時私は14歳)は聞き流し教材というとスピードラーニングしかなかったですし、父親が購入したものだったので値段はそこまで気にしてませんでした。
しかし、聞き流し教材の種類がたくさん増えた今、スピードラーニングはやはり値段が高すぎます。実際に「スピードラーニング・英語」というコースを2年間完走しようと思ったら249,100円かかります。いくら何でも高すぎますよね…また、毎月1巻が送付されてくるという定期便方式。もちろん、途中退会は可能ですが、それでも1巻5,000円程度。どうしてもスピードラーニングを試してみたいという方には定額聞き放題コースである「スピードラーニング・α」をオススメしています。
その点、ネイティブイングリッシュは買い切り型の教材となっており、値段も29,800円と良心的になっています。

聞き流し教材を使ってリスニング力を高めたい方、英会話教室やオンライン英会話を始めたいけど、ちょっと敷居が高いという方は、まずは聞き流し凶をを使ってリスニング力とコミュニケーション力を同時に高めていくのがオススメですよ!(もちろん、最終的には英会話教室などに通った方が近道だとは思いますが…)